未だ生成AIでは解けないという2023年東大数学(理科)第6問について
生成AIの成長はめざましく,日本の大学入試の筆記試験なら,余裕で合格するレベルに達しているようです。プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」で,何らかのブレイクスルーがない限りは東大合格は不可能とされてからまだ10年も経っていないのに,驚くべき進歩です。しかし,未だ解けない大学入試問題もあるようです。ここでは,そのような問題の一つである,2023年東大数学(理科)第6問を,『コンピュータでとく数学』(オーム社)のアプローチで解いてみます。
AWKのバイブル35年ぶりの改訂!
『プログラミング言語AWK』35年ぶりの改訂.第1版が初めて買ったIT本なので,感慨深いものがあります.かなり高かった気がしましたが,今見たら3400円でした.第2版は3630円.ノスタルジアマーケティングにやられて買いました.
ファインマンと対決した,ブラジルのそろばん男
『ご冗談でしょう,ファインマンさん』に,ブラジルでそろばんを売り歩く日本人の男がファインマンにやっつけられる話が出てくる. 異国でそろばんを売り,ファインマンと算術で対決し,ファインマンの自伝に載るのだから,凡庸な人生ではない.
円周率は何桁まで覚えておくとよいのか
昭和60年代前半,当時小学生だったタロウ少年は,円周率を17桁,3.1415926535897932まで覚えました.覚える桁数はそれでよかったのか,という話です.
新刊のご案内:辻真吾・矢吹太朗『ゼロからはじめるデータサイエンス入門』
辻真吾・矢吹太朗『ゼロからはじめるデータサイエンス入門』(講談社, 2021)
徳井直生『創るためのAI』(BNN, 2021)
AIの技術ではなく哲学について考えさせる本です.とはいえ,針の上で天使は何人踊れるか,といった話は皆無で,博士(工学)らしい(というと偉そうで申し訳ないのですが),抑制の利いた書き方をされています.
新刊のご案内:『Webのしくみ』
矢吹太朗『Webのしくみ Webをいかすための12の道具』(サイエンス社, 2020)
辻真吾『Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造』
斎藤正彦『線型代数入門』(東京大学出版会,1966)の失われた文献リスト
斎藤正彦『線型代数入門』(東京大学出版会,1966)のあとがきでは,この本の内容に関わる歴史が,文献とともに紹介されていました。
三体問題を解く難しさ
三体問題の例として,ピラゴラス三体問題を試します。三体問題を解くのは難しいということを知っていると,小説『三体』をもっと楽しめるかもしれません。