RでIntel Math Kernel Libraryを使う方法
Intel Math Kernel Library(以下MKL。フリーソフトウェアではないが無料)を使うようにRをビルドして高速化する方法です。R benchmarksで公開されているR benchmark 2.5なら,3倍くらい速くなります。こんな手間をかけなくても,Microsoft R Openを入れるだけで同じ効果を得られるのですが,「-O3 -march=native
」でビルドしたら速いのかな?などと思う方のためのメモです。
岩波文庫の書誌として最も信頼できるのは何か
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クリスチャン『機械より人間らしくなれるか?』(イシグロのノーベル文学賞受賞を祝って)
囲碁や将棋のトッププロが人工知能に負け,「人間の棋士にしか見せられないものを」みたいなことが言われるようになって久しいわけですが,そういうことは,これまでもあったし,これからもあるでしょう。
インテルによる「ポーカーの手の判別の並列化」
インテル デベロッパー・ゾーンで公開されている「C++ 11 でマルチスレッド・コードを記述する」という記事の,「ポーカーの手の判別は並列化しても速くならない」という主張について調べた結果,私の環境で4.9秒かかる元記事の処理が,0.68秒で終わるようになりました.(コード)
「大学への数学」2017年6月号掲載の拙稿「機械まかせの数学 Mathematicaで解く東大入試数学」について
月刊誌「大学への数学」2017年6月号で,「機械まかせの数学」という記事を書きました。内容は副題「Mathematicaで解く東大入試数学」のとおりです。
『アナイス・ニンの日記』新訳
重要文献の邦訳(一部新訳)である。
新刊のご案内:『C++の教科書』
矢吹太朗『C++の教科書』(日経BP社, 2017)
松村真宏『仕掛学』
松村真宏さんの『仕掛学』(東洋経済新報社, 2016)(参考文献リストあり・索引なし)を拝読したわけだが、特に興味深かったのは、
松本博文『東大駒場寮物語』
「今の学生は、学生を組織できないことがよくわかったよ」(p.191)
追悼 柳瀬尚紀 ユリシーズを燃やせ
20世紀の最も重要な小説の一つと言って間違いないジョイスの『ユリシーズ』は,当初は出版すら許可されない危険な小説でした。