追記:Ubuntuではsudo apt-get install micropolisでインストール、micropolis &で遊べます。

追記:https://github.com/SimHacker/micropolis で開発が継続されています(Javaへの移植など)。

2008年1月10日にソースコードが公開されたシムシティあらためマイクロポリス(ライセンスはGPL)。

ソースコードはMicropolis Downloadsからダウンロードできるが、そのままではビルドできない。

Slashdotの記事についたコメントで、パッチが発表されている。このパッチは、Mac用として配布されているが、他の環境でも利用できる。(「パッチを当てたソースの最新版がhttp://git.zerfleddert.de/cgi-bin/gitweb.cgi/micropolis?a=snapshot;h=HEAD;sf=tgzにある」とパッチに書いてある。)

初代SimCityを試してみたいというだけなら、ブラウザで遊べるシムシティクラシックが簡単だが(追記:後にサービス終了.画像参照)、せっかくコードが公開されたのだから、自分でビルドしてみたい。

シムシティクラシック

GNU Linux (Ubuntu)の場合

Windowsの人も、仮想マシンやandLinuxを導入すれば、以下の方法が有効になる。

まず、必要なパッケージをインストールする。

sudo apt-get update
sudo apt-get install libxext-dev libxpm-dev bison
#andLinuxの場合
#sudo apt-get update
#sudo apt-get install libxext-dev libxpm-dev bison mplayer

404エラーが出てsudo apt-get updateが失敗するときは、/etc/apt/sources.list に書かれているドメインを、すべてold-releases.ubuntu.comに変更してみる。

次に、ソースコードをダウンロードする。

wget -O micropolis.tar.gz "http://git.zerfleddert.de/cgi-bin/gitweb.cgi/micropolis?a=snapshot;h=HEAD;sf=tgz"

Mac OS Xの場合

まず、Xcodeをインストールし、音が出るように、playをPATHの通った場所に置く。

次に、ソースコードをダウンロードする。

curl -o micropolis.tar.gz "http://git.zerfleddert.de/cgi-bin/gitweb.cgi/micropolis?a=snapshot;h=HEAD;sf=tgz"

ビルド・実行

tar zxf micropolis.tar.gz
cd micropolis-HEAD-ハッシュ値
make
./Micropolis

動作画面

画面サイズが大きすぎる場合には、res/whead.tclとres/wscen.tcl、res/wsplash.tclを修正する。

MicropolisからMegalopolisへ

人口が50万人を超えるとメガロポリスになる。クリックで拡大。(1920x1600より少し大きいディスプレイがあれば、マップ全体を表示したまま遊べるのかな。)

メガロポリス

祝福メッセージを読みたい人は、実際に作ってみたらいいと思う。よく知られたテクニック(チート)は以下の通り。

  1. 道路・火力発電所は建設しない
  2. 中心部と沿岸部が重複しない地形を選ぶ
  3. 工場・港・空港はマップの端に建設する(港についてはチート)
  4. 災害はオフにする(チート)
  5. 税率は7%。人口が45万人を超えたら0%にする(チート)
  6. 消防署は一つだけ(チート)
  7. 地価が高い場所(マップの中心部と緑や公園の近く)は住宅地と商業地のみにする。警察署も不要(チート)
  8. 地価の高い場所の教会と病院は解体する(チート)
  9. 建物は、線路に1ブロックでも接していればよい(チート)
  10. 線路は繋がっていなくてもよい(チート)