なぜ Lisp なのか

なぜ Lisp なのか

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  • ダグラス・R. ホフスタッター著, 竹内郁雄ほか訳『メタマジック・ゲーム』

    ミンスキー「ゲーデルは Lisp を思いついておくべきだった。もし彼が Lisp を思いついていたならば彼の不完全性定理の証明はもっと簡単なものになっていただろう」

    ゲーデルの証明の一番難しいところは、数学的体系に自分自身を語らせるところにある。天才のひらめきが何段階か必要になる。しかし、Lisp は、少なくともゲーデルが必要としていた意味で、まさに自分自身を直接語ることができる。

    ゲーデルは Lisp を発明した!

  • ダイクストラ「謙虚なるプログラマ」
    LISPは冗談まじりに「コンピュータを誤用するための、もっとも知的な方法」と言われることがありますが、私はこれはすばらしい褒め言葉だと思います。なぜならこれはあらゆる種類の自由を可能にしているからです。LISPは私たち人類のうちもっとも才能ある人々が、それまでは不可能だったような方法で思考することを支援してきました。
  • 和田英一「Lisp へのこだわり」

    Lisp に夢中なのは一部の変人だけなのかもしれない。

  • Eric S. Raymond 著, 山形浩生訳「ハッカーになろう」

    LISP は、それをモノにしたときのすばらしい悟り体験のために勉強しましょう。この体験は、その後の人生でよりよいプログラマーとなる手助けとなるはずです。たとえ、実際には LISP そのものをあまり使わなくても。

  • まつもとゆきひろ「Let's Talk Lisp」

    Lisp はいつも時代の最先端に位置している

  • Paul Graham
    • Lisp がそんなにすごいなら

      Lisp がそんなにすごいなら、どうしてもっとたくさんの人が使わないんだろう。最近の講演で、こんな質問を聴衆の学生から受けた。もちろんそれが初めてじゃない。

    • 普通のやつらの上を行け『ハッカーと画家』に収録)

      Lisp のプログラムコードは Lisp のデータオブジェクトから出来ている。それは、ソースコードは文字列で出来ていて、文字列は言語でサポートされている、というようなつまらない意味じゃない。

  • Greenspunの第10規則

    全ての十分に複雑な C もしくは Fortran プログラムは、後付けの、不完全な仕様とバグを持ち、遅い、Common Lisp の半分の実装を含んでいる。

  • Exploring the Code of Creativity(絵を描くプログラム AARON については、『コンピュータ画家アーロンの誕生』を参照)

    (絵を描こうとする場合に用いる膨大なルールは)C のような言語では表現不可能だった。

処理系

Common Lisp

Scheme

Emacs Lisp

References

SICP

Peter Norvigによればコンピューター・サイエンスの最高の入門書

重要人物

John McCarthy

Peter Norvig

Gregory. J. Chaitin

Paul Graham

Peter Norvig によれば、Lisp の本の中では、Paul Graham の On Lisp(全文公開)日本語訳日本語の草稿(全文公開))と ANSI Common Lisp日本語訳)がベスト

Hackers & Painters日本語訳

訳者のウェブサイトで読めるものもある(本に収録されなかったエッセイも読める)。

サポートページ

  1. メイド・イン・USA(原文)
  2. どうしてオタクはもてないか(別訳:オタクが人気者になれない理由
  3. ハッカーと画家
  4. 口にできないこと
  5. 天邪鬼の価値(原文)
  6. もうひとつの未来への道
  7. 富の創りかた
  8. 格差を考える
  9. スパムへの対策
  10. ものつくりのセンス
  11. プログラミング言語入門
  12. 百年の言語
  13. 普通のやつらの上を行け
  14. オタク野郎の復讐
  15. 夢の言語
  16. デザインとリサーチ
  17. 素晴らしきハッカー

その他