EclipseでのSwarm開発
テキストエディタがあればSwarmの開発をすることはできる。しかしながら、統合開発環境にはフィールド名・メソッド名の補完機能など便利な機能が多い。そのため、ここで統合開発環境の使い方を簡単に説明する。ここではeclipseを用いるが、eclipseについての詳細はeclipse.orgほかの情報源にあたってほしい。
swarm.jarの登録
外部jarとしてswarm.jarを登録すれば、Eclipseでコードを編集できるようになる。
新規→プロジェクト→Javaプロジェクトでプロジェクトを作成する(プロジェクト内容ではソースがあるフォルダを指定する)
その際、ライブラリー・タブ→外部JARの追加→C:\cygwin\Swarm-2.2\share\swarm\swarm.jarとする
以上で次のような統合開発環境を使えるようになる(クリックで拡大)
Antの利用
シェルからgcjswarmで行っていたコンパイル作業は、ビルド・ツールAntで次のようなビルドファイルbuild.xml(Makefileに相当する)を用いればEclipse上から行うことができる(現時点で筆者の環境ではEclipse上でデバッグなどができないため、コンパイルだけできることの実用性は不明だが)。ビルドファイルの書き方は「Apache Ant ユーザマニュアル」を参照してほしい
<?xml version='1.0' encoding='Windows-31J'?> <project name="simpleObserverBug" default="compile" basedir="."> <target name="compile"> <exec executable="bash" > <arg line="c:\cygwin\Swarm-2.2\bin\gcjswarm simpleObserverBug.java" /> </exec> </target> <target name="clean"> <delete> <fileset dir="." includes="*.class"/> <fileset dir="." includes="*.exe"/> </delete> </target> </project>
パッケージ・エクスプローラ上でbuild.xmlを右クリックし、「Antの実行」を選択すればよい